運動方針に反原発運動を加える
第6回定期総会開催される

2011年5月28日(土)午後3時から神高教シニア運動の第6回定期総会が、高校教育会館第2・第3会議室で22名が参加して開催されました。
 山崎さんの司会で開会され、議長に川島さんが選出されました。代表挨拶で地代所代表は3 ・11の東日本大震災と福島原発の大事故にふれながら、今日の総会で有意義な成果を持ち帰って欲しいと話された。来賓挨拶では、神高教書記長の佐藤さんが、3 ・11以後の組織としての支援として、分会にカンパの依頼をしたところ400万円が集まり、岩手の高校から辞書が足りないから送って欲しいとの要請かおり500冊が送られたとのことでした。さらに2名の組合員が派遣ボランティアから2日前に帰られたとの報告がありました。続いて日退教事務局次長の竹田さんが挨拶され、日退教の退職者組織は、三重県を除き全国に広がっていること、昨年度は「沖縄3行動」として、沖縄と北海道へのカンパ活動、沖縄交流団派遣、『沖縄とヤマト』の冊子刊行に取り組んだことを話された。 3 ・11以後、被災他の退教と連絡をとりカンパを集めている取り組みもあるとのことです。
 議事に入って2010年度活動報告を中野渡さんが報告し、綿引さんから大和市議選への取り組みについて質問があり、神高教の「啓発闘争」を受けてシニアでは個人として協力していただいたと回答があった。 2010年度決算報告を平瀬さんが報告し、会計監査報告を藤見さんが行い、合わせて承認されました。
 2011年度運動方針案は中野渡さんから提案された。方針案には年金からの税・保険料の天引きについて反対とあるが、天引きのデメリットについての質問が後藤さんから出され、納税者意識が失われる等の意見が交換された。次いで、方針案の平和・人権問題に関わって国分さんから、被災地へのボランティア活動だけでなく、文科省への抗議行動など反原発運動にも取り組むべきだとの意見が出され、意見交換の後、「さらに反原発運動に取り組む」と方針案に加筆され承認された。2011年度予算案が平瀬さんから提案され、シニア運動の財政確立のため神高教が負担する退職者1人当たりの入会金が3、000円から5、000円に引き上げられた点を含め、総額約150万円の予算案が承認された。次いで竹田さんを日退教事務局次長に推薦する案も承認され、最後に「脱原発を展望しつつ、新たな取り組みを模索する」決意を盛り込んだ定期総会宣言を三橋さんが読み上げ、拍手で採択されました。
 総会終了後、恒例の懇親会があり、役員以外で参加された方からの近況報告をお聞きして、午後6時に散会しました

2011年度の運動方針(具体的取り組み)

「第6回定期総会」のページに掲載

2011年度予算

「第6回定期総会」のページに掲載

第6回 定期総会宣言

「第6回定期総会」のページに掲載

日退教関東地区
第33回定期総会が開催される

「報告」のページに掲載

脱原発社会を目指す方針決定
第40回日退教定期総会

「報告」のページに掲載

「シニア運動」年間活動(2010年度)

「過去の活動」のページに掲載

会員の今

第6回定期総会に寄せられたご意見・ご感想です

熱田正博(2004.3)
 皆様方の中で藤原正彦著「日本人の誇り」をお読みになった方がいらっしゃるでしょうか。私は前々から疑問に思っていたこと、そして、こうでないかと思っていたことを明確にしてくれました。皆様と感想を話し合いたい、フトそんな気になりました。

荒川洋子(2006.3)
 今なお、組合の存在を心強<思っております。

伊藤幾夫(2010.3)
 再任用2年目も上鶴問高校でお世話になっています。4分の3勤務で今年度もやっていますが、専任教員(フルタイム)の方だちとの仕事の分担をどこまでするのかが試行錯誤の毎日です。とくに、部活顧問で勤務時間を超えて(休日も含めて)までの勤務の配分はいかがなものかと。

磯 崎 博 文(2009.3)
 50代前半で退職。その後、非常勤講師を希望する場合、教員免許講習は皆さんどうしているのでしょう。私は組合の本部で受講する予定です。

井 本 みち子(2008.3)
 再任用最後の年をすごしています。来年からは少し参加させて頂きたいと思います。よろしく。

川島輝雄(2008. 3)
 原発問題の不安について、職場の現役の人と話をすることが多<なりました。脱原発を進めるべきです。

木村康彦(2011.3)
 健康上の理由で早期退職した小生にとって、「神高教シニア運動」の会報・ホームページは頼りになる情報源です。

古座野 郁 子(1999.3)
 看護高校を定年退職して、県西部の高校の福祉コースの講師になって12年目になります。介護保険法が1997年に制定され、2000年から施行に入り、5年毎の改正を重ね、福祉の世界の大きな変革を授業を通してたくさん学ばせてもらいました。生徒たちの「人の役に立ちたい」という気持ちには時に頭が下がります。

駒崎亮太(2005.3)
 力及ばずして、脱原発(イビ)社会を、子どもたちに残せないまま、今日を迎えてしまい、ホゾをかんでいます。
「ともいきやオールアライブ」は7年目を前に、ひきこもり経験者による、デリバリーこもりや(略して、デリこも)を展開し、「こもり人」の家を訪問する試みにアタツクします。

                        
佐藤泰夫(2011.3)   
 会報を楽しく読ませていただいています。 

鈴木真人(2003.3)
 体調不良(本人はそうと自覚しないのですが)で入退院を繰り返し、これが7月頃まで続きそうです。自分は平均余命の平均ぐらいがマキシムだということが分かつて、ある意味一安心です。 

杉田恵子②08.3)
 御連絡ありがとうございました。退職後も月日の経つのが早いようです。週20時間の再任用も4年目になりま した。体力を少し上回る忙しさにやっと慣れてきました。 在職中にはできなかったこと(運動)を少し、取り組めるようになりました。

醍醐  実(2004.3)
 「原発反対」がなかったわけではない。いや、十分あった。「反対」を次々と多数決で押し切ってきた。多数決が全てである民主主義に疑問。多数決で天下をとった行政は上命下服。

高橋俊行(2008.3)
 当日、横浜市の中学校の教科書についての集会と重なってしまい、参加できません。憲法を改正しようとする勢力も強じんです。

武田利邦(2003.3)
 ニューカマーの子どもたちの高校入試を支援する「たぶんかフリースクールよこはま」や「かながわ外国人すまいサポートセンター」に関わりながら、「農村伝道神学校」「東京YMCA国立医療福祉専門学校」の講師など、あいかわらず忙しくやっています。

田中千鶴(2007.3)
 作文の添削と販売という異種のアルバイトをしています。

土屋克規(2008.3)
 亡くなる前の高木仁三郎さんが大船駅から向かいに座られたのに躊躇し、゛反原発の心″を直接お伺いする機会を逸したことを一生悔いています。「日本は強い国」のテレビのCMにば一億一心″への傾斜の危惧をおぼえます。水俣でいえば細川一さん、宇井純さん、原田正純さん…の良心的医師・大学人は絶滅危惧?

冨 谷 治 之(2007.3)
 まだ介護までいきませんが、母は気力が弱ってきている様です。いつまで続くか分からないので自分の立ち位置を作ることを心がけています。

萩 野 三千雄(2008.3)
 地震・原発と大変な状況下で被災他の学校はどうなっているのか。非常に胸が痛みます。

松 崎   剛(2007.3)
 近くの農園で30㎡の畑を借りて野菜の生長に一喜一憂している毎日です。

宮川幸久(2011.3)
 この三月退職しました。長年、神高教にはお世話になりっぱなしでした。今後は、恩返しをしなければなりません。皆さん、よろしくお願いいたします。

八島忠義(2004.3)
 東日本の大災害は本当に残念でなりません。宮城県出身なので他人事ではありません。しかし、ボランティアのできる状態でないので、お見舞いや義援金などでお茶を濁しています。原子力に頼らない社会を望んでいます。

綿引光友(2007.3)
 会員による交流会が年1回あるが、できればもっと回数をふやしたり、県内各地で開催するといった工夫があってもよいのではないか。また、現役教員の交流や支援なども考えられる。ニュースの充実も期待したい。




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退職しても変らず労働運動を

山 際 正 道02・湘南定)

本年4月末日を持って15年勤めた、財団法人高校教育会館事務局長を退任いたしました。神高教本部役員22年と併せて37年間お世話になりました。この問それぞれの職責を務めることが出来ましたのも皆様のご理解とご支援あってのことと厚く御礼申し上げます。
 これからは、今までの人生の延長上で出来ることを無理なく続けることで、子どもと働く人のためになることが出来るとよいと思っていました。
 2006年から労働審判制度が始まりました。それまでの制度では、働く者が労使紛争に直面したとき、司法の救済を受けることが難しいという状況でしたが、3回の審判廷、概ね3ヶ月程度という短時間・少経費で解決が図れるというもので、働く者の権利が、司法の中でより簡便に守られる制度といえます。この労働審判員に神高教から推薦されて就任しました。月に2~3回横浜他方裁判所に通って審判廷に臨んでいますが、私がこれまで関係した仕事と直接につながり充実したものとなっています。
 又、この4月から藤沢で湘南ユ二才ンの労働相談員をはじめました。この中では、働く者の労働問題の解決に努めたいと思っていますが、特に高校生・大学生のアルバイトなどの中で発生する労働問題の解決に当たれたらと思っています。
 一方フィリピントヨタ労組を支援する会の共同代表を勤めています。日本を代表する大企業トヨタのフィリピンにおける労組忌避・雇用労働者233名の解雇問題の解決を求める活動です。日本を代表するトヨタが世界でいかに労働者を大切にしないのか、開発途上国に対する不遜な態度をとるのか、その裏返しで先進国に対する卑屈な態度などを糾弾しILOの言う世界標準で解決を図るべきものが多くあります。東京・愛知総行動、フィリピン現地行動など旗もってデモ行進・団体交渉に参加です。
私たちは、子や孫に「原発ひどいじゃないか」「国債赤字900兆円何とかしてよ」と言われたら何と答えるのでしょうか。私か担うべき責任は何なのか、世代としては大いに責任を負わなくてはならないと思います。事故がおきたらそれを収めることが出来ないのは、まだまだ技術的に実験段階であり実用化するには早すぎたのであり脱原発は当然のことです。エネルギー不足結構です、無理して背伸びしてきたことこそ問題です。代替の再生エネルギーの普及に取り組みましょう。原子力利用の問題では、原子力艦船の横須賀寄港についても問題です。地震・津波の時、安心していられるのですか、想定外でとうにも出来ないことが起こるのではないでしょうか。集会・デモ行進・交渉に参加です。

 これらが私かやりたいと思っていることです。何か組合活動を引き続き行っているようですね。そうですこれが自分の性にあって楽しい生活のように思えるからです。 次の機会があればそれぞれの活動についてご報告が出来ると幸いです。