第5回定期総会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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神高教シニア運動のさらなる発展をめざして 第5回定期総会開催される 2010年5月22曰(土)午後3時から、神高教シニア運動の第5回定期総会が高校教育会館第2・第3会議室で開かれました。2010年3月に退職した新たな仲間を加えての総会で、例年より多い28名が参加しました。 後藤孝幸さんを議長に選出後、代表挨拶で地代所達也さんから今年度で900名ほどの会員数となったことの報告がありました。来賓として神高教書記長の佐藤治さんから神高教が現在取り組んでいる「高校生活応援基金」などの話がありました。続いて曰退教(日本退職教職員協議会の略称、日教組の退職教職員の全国組織)事務局次長の竹田邦明さんが挨拶されました。竹田さんは神高教シニア運動の役員でもあり、全国状況や曰退教の取り組みについて話され、その後の討論に参加されました。 2009年度活動報告と決算報告を事務局長の中野渡強志さんが行い、会計監査の藤見睦彦さんからの監査報告とともに了承されました。 続いて2010年度の運動方針案が中野渡さんから提案され、質疑討論が行われました。 再任用の雇用保険・年金保険や勤務条件、再任用の異動希望のルール、さらに定年延長の制度改変で60歳以前で勧奨退職を希望する人の扱いなどについて多くの参加者から問題点や要望などの意見が出されました。その後、運動方針案 ![]() 次に、神高教シニア運動規約改正については副代表の三橋正俊さんから一部原案を訂正し、提案されました。第5条に関わる細則の設定について、かつて神高教組合員で県立高校以外に転出された方または管理職経験者を会員として承認する件について意見が出されましたが、原案を一部訂正し本則とともに承認されました。 2010〜11年度役員改選については立候補者全員が承認され、前年度と同じメンバーで再出発となりました。最後に定期総会宣言が幹事の赤坂耕志さんから読み上げられ、採択されました。その後の懇親会では恒例の近況報告をお一人ずつしていただき、盛り上がりったところで午後6時過ぎに散会しました。 |
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2009年度の活動を振り返って 1.組織拡大・充実、組織体制の整備を目指す取り組みについて '09年には189名の新会員を迎えて800余名の組織となりました。幹事2名を加え新しい役員体制で出発しました。総会の出欠ハガキに寄せられた会員の声を会報(年3回発行)の「会員の今」や「シニアライフ」コーナーなどに掲載し紹介しました。さらに神高教シニア運動として初の交流集会(11/7)を開催するなど、会員の交流を図ってきました。さらに、'10年1月23日に開催された神高教ライフセミナーで、神高教シニア運動から退職後の基礎知識として再任用での課題や年金・健康保険などについて説明する機会があり、参加者から好評を得ました。 また、'10年3月31日に開催された神高教退職者パーティーで「神高教シニア運動」への参加についてアピールしました。 財政的には入会金に加え、秋の運営カンパ資金を基に年間活動を運営していますが、今後を展望すると困難が予想されます。 2.神高教・上部団体の活動方針を踏まえた諸活動への取り組みについて (1)2010年は被ばく65周年を迎えるということで「核廃絶を求める1、000万署名」用紙を全会員に送付し、また、「普天間基地即時撤去と辺野古移設に反対する」要請行動など、日退教からの要請を受けて取り組んできました。また、日本国憲法の基本精神である平和と民主主義の価値を大切にする視点から憲法改悪への動きに抗して「憲法フォーラム」などに参加してきました。 なお、署名については8通34筆と十分な取り組みにはなりませんでした。 (2)年金・医療・介護の課題については前年度から引き続き取り組みました。地公四単産(自治労、日教組、都市交、全水道)と地方公務員退職者協議会(自治退、日退連、都市退連、全水道退、都退協)の主催する「9.14高齢者集会」(9/14)や後期高齢者医療制度の即時廃止を求める「09全国高齢者集会」(9/15)などに積極的に参加しました。こうした取り組みの中で、高齢期のくらしが心豊かで生き甲斐あるものになるために年金・介護・医療制度などの改善をはじめ、高齢者福祉の拡充と日本の社会保障制度の改善を目指して運動を進めることの重要性を確認することができました。 (3)神奈川の教育問題や諸課題の取り組みについては、神高教第52次教研集会(10/17)や教育研究所・教育討論集会(11/14)などに参加し、現職組合員との討論に参加しました。 (4)日教組の退職者組織である日本退職教職員協議会[略称:日退教)の第38回総会が6月10日に開催され、@生活・社会保障・税制をめぐるとりくみ、A平和と教育を守るとりくみ、B日退教組織の強化拡大のとりくみ等の議論に神高教シニア運動から2名の代議員が参加 ました。また、総会で役員改選があり、新しく事務局次長に神高教シニア運動の竹田邦明さんが推薦され、承認されました。 関東地区連絡協議会の第31回定期総会(5/13)、「関東ブロック交流集会」(9/25)、「五者(日教組・全国退女教・日退教・教職員共済生協・日本教職員相互共済会)合同学習会(10/15)、さらに「組織活動交流集会」(10/16)に参加し、他県の退職者組織と交流を深めました。 また、県内の退職者労働組合で組織されている神奈川シごニア連合(幹事:中野渡)の第19回定期総会(11/30)に参加しました。また、「第20回神奈川シニア集会」(3/18)などに積極的に参加し、県内労働組合の退職者組織との交流も図りました.。 (5)現職者への支援活動の取り組みについては、直接的な支援活動など引き続きの課題となっています。 (6)再任用者などの取り組みについては、他の課題も含めて次の4点について神高教執行部に申し入れました。合わせて、県教委に働きかけるよう要請しました。 @神高教退職者説明会に前年度退職者の体験が生かされるようにする。 A意向調書に、再任用希望の有無以外に備考欄に非常勤講師希望についても記述できるようにする。合わせて「神高教非常勤雇用リスト」に掲載すること。 B再任用者の持ち時間についてはガイドラインを堅持させること。 C再任用者の特勤手当の不合理を是正すること、 (7)「高校生平和大使」派遣運動への協力の取り組みについては、カンパ活動を中心にとり組みました。この運動は、'05年より長崎の市民団体が中心となって高校生を平和大使として国連欧州本部に派遣しているものです。神奈川では'06年から実行委員会を作り、神奈川選出の高校生平和大使を送っています。‘09年度も山本大記さん(県立湘南高校2年)を平和大使として、秦康貴さん(栄光学園高校3年)を同行者として派遣することになりました。二人は8月16日に神奈川を出発して19曰に国連欧州本部を訪問、25日に帰国しました。会員からのカンパ74、000円に一般会計より26、000円を加えた10万円を、代表が神高教分会代表者会議(8/11)の冒頭で山本大記さんに手渡しました。 (8)地方自治、市民運動を担うことを目指す取り組みについては、地域の労働組合・ユニオンと協同して始まった「労働・生活・住居相談サポート養成講座」に積極的に参加しました。また、労働相談ネットワークの新事務所「たまり場・結い」(横浜駅西口)で行われている労働相談事例研究会にも参加しました。 なお、神奈川労働相談ネットワークは神高教、国労、自治労などの県内労組と労災職業病センター、労働弁護団などで構成されており、幹事の横山滋さんが事務局次長として活躍しています。 3.「シニア運動」活動交流を進める取り組みについて (1)「かながわ中央メーデー」、「かながわ地域労働運動交流メーデー」さらに「神高教教研集会」など神高教の運動に可能なところから積極的に参加してきました。 (2)'09年11月7日に「こんなこと、話し合ってみませんか」と題して神高教シニア運動として初めての交流集会を開催し、20名の参加を得ました。そこで再任用・非常勤の雇用のあり方について多くの意見や情報が出されました。それらを集約し、神高教や県教委への要望としてまとめ、神高教執行部との話し合いを持ちました。 そうした活動の中から神高教ライフセミナーなどへの神高教シニア運動からの参加などが実現しました。 また、交流集会では「非正規労働者支援基金」の報告やワーキングプアの現状について様々な話題が交換されました。 |
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2010年度の運動方針 (具体的取り組み) |
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第5回定期総会宣言 私たちは本日ここに第5回定期総会を開催し、これからの運動の方向を確立し引き続き活動を展開することを確認しました。 昨年8月の総選挙で「コンクリートから人へ・・・・」を掲げた民主党は308議席を獲得し、政権交代が実現しました。それは長い問の自民党政権による年金・医療・介護など社会保障制度の劣悪な政策が高齢者に多大な痛みを与えてきたことも要因のーつと思われます。 しかし、国民の期待にもかかわらず「政治とカネ」や普天間基地問題などで鳩山政権の支持率は急落しています。−方で1972年の沖縄返還の際に目米両政府で交わしたとされる「密約文書Jの存在が明らかになったことなど、政権交代による成果として評価すべき点もあります。 今年は1960年の安保改定から50周年にあたります。普天間問題は米軍基地を沖縄など目本に押しつけ続けてきた安保体制そのものを見直す以外に解決の道はありません。 −方で200フ年5月に安部政権下で強行採決された憲法改正手続きを定める国民投票法が本年5月18日に施行されました。憲法「改正」へひた走る動きは、教育にも大きな影響を与えてきています。‘47教育基本法は’06年12月に改悪され、教育三法改悪、教育再生会議や懇談会の報告、学習指導要領改訂など教育改悪が進行し、学校現場は大きく変わり、苦悩する教職員の声が学校現場から聞こえてきています。「改革」に追いまくられ、教職員・生徒の活き活きとした活動がからめとられつつあります。現職、とりわけ若い教職員の将来を明るいものにするためにも私たちの取り組みが期待されています。 ‘4フ教育基本法の精神を忘れず、目本国憲法の平和・人権・民主主義の理念を実現する教育を守るために、運動を継続していく必要があります。 そして、私たち退職者のくらしは、税金・年金・医療・介護などその大半が政治に関わる政策・制度によって左右されます。退職後も安心して暮らせる社会の実現のために、新しく加わった仲間とともに引き続き運動を続けましょう。 2010年5月22日 神奈川県高等学校教職員組合シニア運動 第5回定期総会 |
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神高教シニア運動規約 (現行) (名称) 第1条この会は、神奈川県高等学校教職員組合シニア 運動(略称神高教シニア運動)という。 (事務局) 第2条 この会の事務局は、神奈川県横浜市西区藤棚町 2−1 9 7 高校教育会館内に置く。 (目的) 第3条 この会は、神高教とともに会員相互の生活の安 定を図り退職者にかかる諸問題の解決のため運動 を進める。また、神高教運動の前進及び社会的公 正の実現を目指す。 (事業) 第4条 前項の目的を達成するため次の事業を行う。 1 会員相互の生活の安定を図る事業 2 退職者を巡る諸課題解決を目指す事業 3 神高教運動を支援する事業 4 関係諸団体との連携した事業 5 その他 上記の事業の計画・実施にあたっては、神高教執行委 員会との連携のもとで行う。 (組織) 第5条この会の目的に賛同する次の者を持って会員とする 1 神高教組合員で退職した者 2 幹事会で承認した者 その基準は、細則に規定する。 (機関) 第6条 この会は次の機関をおく 1 総会 2 幹事会 3 総会・幹事会は、代表が招集する。 (役員) 第7条 この会は、次の役員をおく 1 代表 1名 2 副代表 1名 3 幹事 若干名 4 会計監査 2名 (役員の選出、任期) 第8条 役員の選出、任期等は次による。 1 役員は総会で選出する。 2 任期は2年とする。再任を妨げない。 3 役員は70歳を越えることができない。 (業務) 第9条 この会の日常業務を遂行するために事務局を設 置する。事務局には次の職員を置く。 事務局長は幹事の中から選出する。 1 事務局長 1名 2 事務局員 若干名 (会計) 第10条 会計関係は、次により行う。 1 この会の経費は、会員の負担金(カンパ)及び 支援金・寄付金を持って当てる。 2 会計年度は、毎年4月1日から3月31日とす る。 3 会計監査は、年2回行い総会に報告する。 (規約の改正) 第11条 1 この規約の改正は、神高教との話し合いのもと、 総会で決定するものとする。 |
(改正案) (名称) 第1条 この会は、神奈川県高等学校教職員組合シニア 運動(略称:神高教シニア運動)という。 (事務局) 第2条 二の会の事務局は、神奈川県横浜市西区藤棚町 2-1 9 7 高校教育会館内に置く。 (目的) 第3条 この会は、神高教とともに会員相互の生活の安 定を図り退職者にかかる諸問題の解決のため運動 を進める。また、神高教運動の前進及び社会的公 正の実現を目指す。 (事業) 第4条 前項の目的を達成するため次の事業を行う。 1 会員相互の生活の安定を図る事業・ 2 退職者を巡る諸課題解決を目指す事業 3 神高教運動を支援する事業 4 関係諸団体との連携した事業 5 その他 (組織) 第5条二の会の目的に賛同する次の者を持って会員と する。 1 神高教組合員で退職した者 2 幹事会で承認した者 その基準は、細則に規定 する。 (機関) 第6条この会は次の機関をおく。 1 総会 2 役員会 3 総会・役員会は、代表が招集する。 (役員) 第7条この会は、次の役員をおく。 1 代表 1名 2 副代表 1名 3 事務局長 1名 4 幹事 若干名 5 会計監査 2名 (役員の選出、任期) 第8条役員の選出、任期等は次による。 1 役員は総会で選出する。 2 任期は2年とする。再任を妨げない。 3 役員は70歳を越えることができない。 (業務) 第9条この会の日常業務を遂行するために事務局を設 置する。事務局には事務局長の他に必要に応じて 事務局員を置くことができる。 (会計) 第10条 会計関係は、次により行う。 1 この会の経費は、会員の負担金(カンパ)及び 支援金・寄付金を持って当てる。 2会計年度は、毎年4月1日から3月31日とす る。 3会計監査は、年1回行い総会に報告する。 (規約の改正) 第11条 1 この規約の改正は、総会で決定するものと する。 細則 神高教シニア運動規約第5条に基づいて役員会で承認する基準 |
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2010年度神高教シニア運動役員体制 代 表 地代所 達也 副 代 表 三橋 正俊 事務局長 中野渡 強志 幹 事 横山 滋、 山際 正道 渡辺 顕 平瀬 菊子 井関 茂明 林 三郎 竹田 邦明 赤坂 耕志 佐々木 新一 監 査 藤見 睦彦 山崎 郁夫 |